| 30【PC】15-25 パパイア発酵標品の抗うつ作用 ○今尾 克己 1,3、 亀山 勉 2 鵜飼 良 3 ( 1 株式会社 済度, 2 ジャパン精神薬理研、3 名城大学 ) 【目的】 我々のこれまでの研究において、パパイア醗酵標品(PS-501)が強力な抗酸化作用を有する事が 明らかにされている。 また、PS-501は血液脳関門を通過し、外傷性てんかんをはじめ種々の活性 酸素に起因する脳疾患に対して予防効果のあることが示唆されている。今回、脳疾患としてうつ病 に着目し、PS-501の尾懸垂試験と強制水泳試験による無動状態に対する作用を行動薬理学的に 検討した。 【方法】 実験には、ddY系雄性マウス(体重 40-45g)を使用した。 PS-501を水道水に溶かし給水ビンから の飲水によって1ヶ月間自由に摂取させた。対照群には水道水を投与した。尾懸垂試験は、マウス の尾の先端から1cmの所をテープで固定し、床から40cmの高さから吊るした。また、一匹毎に箱で 覆いマウスの視界を遮った。7分間の尾懸垂試験を行い、最後の6分間の無動時間を累積的に記録 した。 強制水泳試験は、直径20cm、高さ50cmの円筒ガラスグロッケを用い、水位を水槽の底から10cm、 水温を25±1℃とした。 マウスを水槽に6分間入れ無動状態を呈する時間を累積的に記録した。 【結果および考察】 PS-501は0.1g/kgおよび0.5g/kgの濃度に於いて、尾懸垂試験による無動時間を濃度依存的かつ 有意に短縮した。 以上の結果から、PS-501は抗うつ作用を有することが示唆された。 |